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カタルシスを超えて

 投稿者:久保AB-ST元宏  投稿日:2017年 9月 6日(水)12時13分21秒
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  Only one more kiss, I didn’t mean to hurt Mr.中野真吾♪
>解決や解消や回復を作り物っぽく見せてしまう

■村上春樹(笑)がデビューした1979年に私は高校3年生でしたので、彼は私にとって最初のデビュー作から読み続けている作家です。
彼の初期~中期の作品には、結論めいたものが無く、そこが弱点だ、と、多くの批判もありました。
その後、1971年生まれの伊坂幸太郎が21世紀になって活躍し始めると、伊坂の、あまりにも回収上手な物語の構築技術に、食傷気味になった向きも多いと思います。
村上春樹の「再」評価は、そんな「伊坂」的に対しての相対的な「再」発見であった、んじゃねーのかな?って、私はひとりで感じています。
■先日、私は久々に2本観た。『幼な子われらに生まれ』は、凡人から試される屈辱の彼岸、『ワンダーウーマン』は、勧善懲悪の超克。『幼な子われらに生まれ』を観てきました。
原作が重松清なので、観る前には、良い予感と、悪い予感がしましたが、両方の予感が当たりました。
「良い予感」は、現在を意外な部分から切り出し、それを複合的に積み上げてゆき、普遍的な問題を観客に気が付かさせる。
「悪い予感」は、中野さんが書いた「解決や解消や回復を作り物っぽく見せてしまう」、そのものです。
■「商品化」するためには、消費者にカタルシスを与えなければならない。
音楽ならばキャッチーなメロディーを。物語ならば分かりやすい結論を。
では、キャッチーって、分かりやすいって、何?
ってことなんだけど。
だから、私たちは宇宙の辺境『共犯新聞』ゲストブックで言葉を垂れ流している、んだけど。
我々が単独者のまま、安易なカタルシスに頼らずに、つながってゆく手法について、でした(笑)。

>なぜ主人公が回復できていないのかといえば、ぼくはそれが「若くて美しい女性だから」

■「若い」、「美しい」、「おんな」って(だけで)残酷なのですね。
喪失の落差が、負のエネルギーを生んだとしても、エネルギーはエネルギーである、とゆーもうひとつの残酷さ。

>元恋人

■この役を演じたのは、橋口亮輔・監督&脚本による2015年の映画『恋人たち』主人公の篠原篤ですよね。
がおー。『シン・ゴジラ』のキャスティングも素晴らしかったけど、
日本のマイナー映画で、いい仕事をしている俳優やスタッフが、次の映画にきちんと掬われてゆく、のって、いいですよねぇ。

>自分が憎むものに自分のすべてを奪われようとする不幸福な王女

■中野さん、さすがの洞察。
閉塞と疲労の果ての消費者用のカタルシスは映画の終盤に準備されてはいましたが、まずは、そこまで見せた力量は正確に評価したいですよね。

>シネマ・クレールの浜田高夫さん

■今回、中野さんに『彼女の人生は間違いじゃない』を観ていただきたくて、ネット検索で見つけた中野さんのご近所の映画館が、
岡山県のシネマ・クレールでしたが、やはり、地元のキー・パーソンなのですねぇ~。すげぇや。
しかも、つい今、私が話題にした『幼な子われらに生まれ』が、まさに今、上映中じゃないですか(笑)!

>音楽、漫画、映画、写真、ありとあらゆる分野

■まるで、『共犯新聞』(笑)。

>ここ何十年にもわたって岡山のわけのわからん連中のゴッドファーザーとゴッドマザー

■そして、あまたのゴッドチルドレンが岡山にうじゃ&うじゃ&うじゃ?

>同人誌を置いてもらい8ミリ映画を上映してもらい

■わっ。読みたい&観たい。

>弱いものに宿っているものが次の時代を変えてゆきます

■うん。
もっと正確に表現する言葉があるとは思いますが、そんな志を具体化&持続しているのは、希望ですよね。
やっぱ、東京以外オリンピック、だな。

http://www.geocities.jp/kyouhanshinbun/index.html

 
 
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